こうした仲間をもてることは、私たちのこれからの生をより豊かに、温かくしてくれると思う。
戦後、奇跡のようにつづいた戦争のなかった時代にも、最近は変化が兆しはじめている。
そうした時点において、本会の意義は一層重要さを増している。各自の戦中•戦後の体験記であり、戦争の無い世界への熱い祈念である本書が、会員のみならずひろく一般にも読まれ、後の世代の平和に貢献できるよう、心から願っている。結城文•序より
軍歌からラブソングへ 朝井恭子
少年のころ 綾部剛
灯火管制 綾部光芳
鶏の声 板橋登美
ニイタカヤマノボレ 江頭洋子
戦の後に 大芝貫
語り部 河村郁子
昭和二十年八月十五日 國府田婦志子
戦中•戦後の国民学校生 島田暉
空 椙山良作
確かなるもの 竹内和世
村人 中村キネ
太平洋戦争ー戦中•戦後 花田恒久
氷頭 林宏匡
記憶たぐりて 東野典子
少年の日の断想 日野正美
宝の命 平山良明
空に海に 藤井治
戦中戦後 三浦てるよ
椎葉村にて国民学校初等科の過程を卒う 水落博
夏白昼夢 山野吾郎
生きた時代 結城文
ひまの実 四元仰