短歌往来2016年4月号

◉巻頭作品21首

一番深い/今野寿美

 

一ページエッセイ

落書帖ー幸田露伴の通夜/大島史洋

酔風船ー三日会わなかった友/千々和久幸

花和尚独語ー段葛の桜/大下一真

 

◉特別作品33首

星屑の町/島田修三

日本を思ふ/ 渡辺幸一

 

■評論 世紀の視座

東北という空間が容れるもの/高木佳子

 

[特集]父のうた  母のうた

   ◉作品八首+エッセイ

 反面教師/奥村晃作

 がき大将/磯田ひさ子

 リラの花の下/大島史洋

 舟はゆりかご/小黒世茂

 母の十七回忌に/三枝浩樹

 /福井和子

 その人/藤島秀憲

 下駄の歯/桜川冴子

 清滝/川田茂

 二匹の龍/間ルリ

 ゆめのあとさき/森本平

 冬のこゑ/草柳依子

 父母のこゑ/後藤恵市

 広き背/小林敬枝

 

 ◉作品七首

 新しき朝/山本かね子

 重力波/杜澤光一郎

 継ぐ/影山美智子

 ジャグリング/三井修

 歳月のむべ/鎌田弘子

 光るもの/石井利明

 一歩一歩/中根三枝子

 ルーペ/山谷英雄

 笛吹きケトル/桂保子

 冬の海深く/梓志乃

 

◉作品十三首

 佐夜の鄙歌/安藤直彦

 楽器/永守恭子

 Gogh/兵頭なぎさ

 女神/福島久男

 有磯の海/佐藤千代子

 学級閉鎖/斎藤千代

 

◉作品八首

 冬の果樹園/古屋清

 扇状地/藤川弘子

 農に拘る/水本光

 一寸法師/大塚洋子

 織部の茶碗/福永由香子

 妻/永井秀幸

 失いて知る/身内ゆみ

 祝い箸/小石雅夫

 黒部渓谷/小笠ミエ子

 ふたりの大西/川村杳平

 老人に用心/飯島智恵子

 浅春/芝淵田鶴子

 

■歌人回想録 今井邦子

 小歴/多賀陽美 ー93

 今井邦子のうた50首/池田智恵子

 新しい女性のうたと苦悩/多賀陽美

 

■追悼 小田朝雄

 寡黙にシビアに/田村広志

 

■連載ー浪々残夢録

 宣長論のアポリア/持田鋼一郎

 

■連載ー時言・茫漠山日誌より/福島泰樹

 

■連載メロディアの笛Ⅱ/渡英子

 

■連載ー百人一首の歌人たち

手枕にかひなく立たむ/久保田淳

 

■連載ー短歌の近代

若山牧水のあくがれた城と国/島内景二

 

■連載ー編集者の短歌史

春日井建の復帰と異色対談準備/及川隆彦

 

■連載

歌誌漂流/鈴木竹志

 

◉今月の新人ー作品5首 

 ドトールであなたを待てば/越田勇俊

 

■今月の視点

 リアリティー/塚本靑史

 

■新刊歌集歌書評

 米川千嘉子歌集「吹雪の水族館」/玉井清弘

 大河原惇行歌集「鷺の影」/島崎榮一

 吉川宏志著「読みと他者」/田村元

 横山未来子歌集「午後の蝶」/沖ななも

 菊池裕歌集「ユリイカ」/大辻隆弘

 小川佳世子歌集「ゆきふる」/松村由利子

 東野典子歌集「春蘭咲きて」/田野陽

 冨岡悦子歌集「まぼろしに聴く」/松尾祥子

 高野しずえ歌集「花開く」/鶴岡美代子

 藤田絹子歌集「父のコーヒー沸かし」/髙橋みずほ

 

■作品月評ー二月号より/沢口芙美

■評論月評/岩内敏行

■全国〝往来〟情報

■編集後記

 

 

表紙画/高橋千尋

 

本文カット/浅川 洋