19日 5月 2011 関秀子歌集『落葉樹林』 冬の土素手にて掘れば思わざる程の羞しきぬくもりのあり すれ違う前登志夫の車危うしと見送りしわれぞ急坂の道 落葉の山々。さびしくはない。空虚でもない。 その光景は豊穣にして豪奢な作者のこころの原風景なのだから。 雪•月•はなという三章立てで成る一巻。 ぐんぐんと美の異界へと分け入っていく意欲的な作家世界! 46版上製カバー装 2,625円•税込 tagPlaceholderカテゴリ: 新刊歌集歌書, 2010, せ