09日 8月 2011 島晃子歌集『月光丘』 悲しみが新たになりて暗みゆく海の白波夜叉のごと立つ 飲みさしの夫の焼酎「百年の孤独」胃に沁む夜半の厨に 射して来る春陽に光る蒐集品いづれもはかな割れ易きもの 君は数十億年の愛を語り吾は白馬の王子失う 「六条御息所」は言うまでもなく『源氏物語』の一節である。 『源氏物語』の優れた文学性が読む者を引き込み、 歌わせる力となっていると思うが、背景に長年の研究があるから作品が強い。 鶴岡美代子•跋より A5版上製カバー装 2730円•税込 tagPlaceholderカテゴリ: 新刊歌集歌書, 日記, 新刊歌集歌書 好評歌集, 2011, し