07日 12月 2011 森内道夫歌集『馬を与へよ』 山脈のあなた夏雲湧くあなた少年の吾に馬を与えよ 浜風に二匹の蝶の天降りてきて日傘の妻を越えて消えたり 馬の来し跡あまたなる水の辺に夕迫り来る阿蘇の山風 森内さんの歌は、いつ、どこで、誰が、といった「5W1H」が省略されている。 そのために読み手は想像するしかない。 浅読みや深読みが可能な文体であり、それゆえに面白いとも言える。恒成美代子跋より 四六版並製カバー装 2000円•税込 tagPlaceholderカテゴリ: 新刊歌集歌書, 日記, 2011, も