17日 10月 2012 石橋美年子歌集『母と暮らせば』 この夏を逝かしむ蝉の絶唱よ無頼の我の手足さびしき 白粥にクレジーソルト少しふり胃腸の休養母と暮らせば 食細き夏の昼餉は冷麦を言葉飾らずうましと母は 人生に帰途の美学はありときく欲なき母へのひとさじの粥 老いてゆく母とともに暮らし、 介護し、看取り、そして母の 永眠までの長い時間。 作者はやさしく、 温かいこころで精一杯に歌い続けた。 四六判上製カバー装 2625円•税込 tagPlaceholderカテゴリ: 新刊歌集歌書, 日記, い, 2012