09日 12月 2012 横田敏子歌『この地に生きる』 福島に生れて暮らして六十余年ここがふる里この地に生きる 雪の歌いくつを詠めば来る春か雛を納むる今日も降り継ぐ 車椅子に夫を乗せて公園の今年の桜に会いに行きたり 病気の夫を抱えつつ勤めを全うした後に遭遇した¨あの日¨。 それ以来、原発の歌以外をうたうことができなくなったという。 この地ー福島県郡山市ーに生きる著者の、抑えがたい声がここにある。 久我田鶴子 A5版上製カバー装 2730円•税込 tagPlaceholderカテゴリ: 新刊歌集歌書, 日記, よ, 2012