塚本靑史小論集『青一髪」

 

『青一髪』とは『青山一髪』とも表記され、大海原の水平線に、うっすら表れた陸地を意味する。 滄溟の群青に浮かぶ淡青は、正に期待と希望の光明に思えるだろう。たとえそれが蜃気楼であっても。 (本文中「青によし」より)

 

 

壮大でロマンに満ちた中国古代史をテーマとする歴史小説家の眼。 眼光炯々、現代文明を、そして社会の実相を射る。

博学の才と言葉への畏敬をもって綴る、尖鋭にして芳醇な110篇のエッセー。

 

四六版並製 2500円・税別