短歌往来2016年7月号

◉巻頭作品21首

 残春雑記/尾崎左永子

 

◉特別作品33首

 火襷と利久梅/小林幸子

 いのちの樹/ 一ノ関忠人

 

一ページエッセイ

 落書帖ー茂吉の歌など/大島史洋

 酔風船ー先生という罪/千々和久幸

 花和尚独語ー秘めたる奥ゆかしさ/大下一真

 

[特集] 『土と人と星』&『思川の岸辺』

 

 『土と人と星』 31首抄/ 小池光 選

 肯定的抒情/ 小池光

 

 『思川の岸辺』 31首抄/伊藤一彦

 小池マゼラン/伊藤一彦

 

 銀河と自転車/栗木京子

 〈われ〉の現在/奥田亡羊

  原像と模像のドラマを読む/日高堯子

  伊藤と小池の「読み」から考える/染野太朗

  厳しい現実を受け止める姿勢/小林幹也

 

◉作品七首

 振り返る/前川佐重郎

 前線/森山晴美

 ほととぎす啼く/大滝貞一

 四月憂鬱/松坂弘

 五月の海風/木村雅子

  『家庭の医学』/浜田康敬

 ひと年過ぎて/大朝暁子

 時を積む/梅内美華子

 トンボ/沖ななも

 境界線/河野小百合

 花の歌/大崎瀬都

 

◉作品十三首

 特急あずさ/中地俊夫

 うみ/佐藤よしみ

 狂科学/江畑實

 カルダモンいろ/三枝むつみ

 残月/森本平

 つくば/梶原さい子

 心の帆/山口明子

 八重桜/上條雅通

 土/吉野節子

 手を振る少女/岩井幸代

 垂直に重なる人生/櫛田如堂

 パンにジャム/小林さやか

 

◉作品八首

 湧き水/石田照子

 花咲かぬ春/島内美代

 異人館街宵闇/藤井幸子

 青田を渡る/伊田登美子

 意味なき存在/綾部剛

 水素スタンド/反田たか子

 角宮悦子さん/原昌子

 をさなき緑/兼平一子

 雲に乗る/服部貞行

 老眼鏡/岡本智子

 せん妄/片岡なおこ

 

 三月うさぎ/宮野克行

 

■連載ー百人一首の歌人たち

 憂かりける人を初瀬の/久保田淳 

 

■カルチャーのうた

 姫路KCC短歌教室/小畑庸子

 

■追悼ー角宮悦子

 あたたかい心のふれ合い/木原美子

 

■連載ー浪々残夢録

 貧しさの中の真・善・美ー良寛と現代/持田鋼一郎

 

■連載ー時言・茫漠山日誌より

 懐かしのコロンビア!/福島泰樹

 

■連載 メロディアの笛Ⅱ 白秋の昭和/渡英子

 

■連載ー短歌の近代 原阿佐緒の『涙痕』を読む/島内景二

 

■連載ー編集者の短歌史 七〇年代半ばの動向/及川隆彦

 

◉今月の新人ー作品5首 かなしみ、一滴/大石真由香

 

■今月の視点 情報を食う/宮原勉

 

■連載 歌誌漂流/鈴木竹志

 

■新刊歌集歌書評

 松永智子歌集「川の音」/古谷智子

 渡辺松男歌集「雨る」/柳宣宏

 「モンキートレインに乗って 」/内藤明

 山本登志枝歌集「水の音する」/滝下恵子

 山田航歌集「水の羊」/岩内敏行

 田中徹尾歌集「芒種の地」/江戸/雪

 梅本武義歌集「仮眠室の鳩」/藤島秀憲

 小宮山玉江歌集「葡萄棚の下で」/秋山周子

 

 浜谷久子歌集「風笛」/五十嵐順子

 

■作品月評ー五月号より/沢口芙美

■評論月評/田中教子

■全国〝往来〟情報

■編集後記

 

表紙画/高橋千尋

 

本文カット/浅川 洋