短歌往来2017年1月号

巻頭作品21首

越冬するゴキブリ/馬場あき子

 

 

特別作品33首

最晩年の旅/橋本喜典

いのち/ 蒔田さくら子

 

一ページエッセイ

遠い人、近い人ー戦中派ダール/島田修三

酔風船ー慣用句・格言・戯れ言葉/千々和久幸

花和尚独語ー寒椿/大下一真

 

■評論21世紀の視座

時代の危機に向き合う無感な命  歌/平山良明

 

 

[特集]80代を詠む

 

◉作品五首+エッセイ

あがろーざ/大竹蓉子

雲と手足/疋田和男

薔薇酒充たして/永平綠

逃げよ、その騎馬/米田憲三

雪待月/中村キネ

残生茫々/田野 陽

ペペロンチーノ/石橋妙子

問題/水野昌雄

老ゆる/市川敦子

学ぶ気でいる/山野吾郎

なぞる/森 豊子

水底の月/堀井美鶴

むらの世話役/佐藤和夫

ダリ展/朝井恭子

くちびると舌/前田えみ子

一大事/梶原房恵

亡き夫の声/加藤ミユキ

 

◉作品十一首+エッセイ

遊びもならず/百々登美子

晩期高齢者われ/杜澤光一郎

光 茫/松永智子

死のかげの谷/仲 宗角

花かたばみ/大塚布見子

生の証を/武田弘之

廻り道/荻本清子

月下に語れば/影山美智子

 

◉作品五首+エッセイ

昔の街道/木島 泉

歳月/菊川啓子

妻を/川口城司

太陽は輝る/星野 京

口角を上げて/渡辺和子

傘寿の旅 みちのく/川崎百合枝

雲の橋/内田いく子

昨日の続きに/飯島智恵子

オイスターズ/大森英子

けふは嵐山/黒田雅世

レクダンス/杉田伸江

生命尊し/上江洲慶子

 

◉作品十一首+エッセイ

至福の時間/松坂 弘

知らぬ間に/小野雅子

金木犀/島崎榮一

合言葉/比嘉美智子

黄の星掲ぐ/村松清風

月明り/水本 光

色は空へ/前川多美江

八十歳の日常/大平修身

 

◉作品五首+エッセイ

奈良公園/藤川弘子

鏡 像/依田 昇

巻き戻せない/山田悦子

おのづから/横山代枝乃

TPP前後/朝倉 賢

茜 雲/片山 紫

片足のバッタ/吉内尚彦

昭和二十年の手紙/長谷川静枝

棒立ちとなる/大岩洋子

信綱さま/松井久雄

学童疎開/下村百合江

 

■連載ー浪々残夢録 アララギの源流/持田鋼一郎 

■連載ー時言・茫漠山日誌より 夢のあとさき/福島泰樹

■連載ーメロディアの笛Ⅱ 白秋の昭和/渡英子

■連載ー編集者の短歌史 前登志夫さんに翻弄されて/及川隆彦

■今月の視点 地震がもたらした副産物/清田由井子

■連載 歌誌漂流/鈴木竹志

■連載ー若い短歌作者へ 茂吉からの手紙 永井ふさ子への作歌助言/秋葉四郎

◉今月の新人ー作品5首 鉄筋コンクリートの本棚/亀山真実

 

■新刊歌集歌書評

岡井隆著『森鷗外の『沙羅の木』を読む日』/丸井重孝

奥村晃作歌集『ビビッと動く』/藤島秀憲

河野裕子歌集『あなた』/恒成美代子

小島ゆかり歌集『馬上』/大島史洋

温井松代歌集『白礁』/柴田典昭

櫟原 聰著『一語一会』/松村正直

梅内美華子歌集『真珠層』/外塚 喬

結城千賀子歌集『蜻蛉文』/鶴岡美代子

浦部晶夫歌集『医の歌』/内藤 明

重田美代子歌集『みこもかる』/伝田幸子

菅原恵子歌集『生』/久我田鶴子

落合 瞳歌集『鎌倉は春』/山本登志枝

上林節江歌集『絆』/菅原恵子

 

 

■作品月評ー十一月号より/村島典子

■評論月評/田中教子

■全国〝往来〟情報 

■編集後記 

 

表紙画/高橋千尋

 

本文カット/浅川 洋