短歌往来2017年10月号

◉巻頭作品21首

釜伏山/御供平佶

 

 

◉特別作品33首

ビッグ・ブラザーより愛をこめて/ 藤原龍一郎

蒼のひびき/荻本清子

 

一ページエッセイ

遠い人、近い人ー人生の一日/島田修三

酔風船ー悲歌の時代/千々和久幸

花和尚独語ー秋明菊と豊道和尚/大下一真

 

 

[特集]玉城徹

 

◎主な内容/最も前衛を意識した歌人/戦争体験を重く持っていた  「アララギ」的な写実への反発/玉城さんの歌はなぜ「わからない」のか毒づき歌では右に出る人がいない/近代絵画からヒントを得て 「生活の再刻」には関心がない/「もう一つの前衛」という方法

 

■座談会 『玉城徹全歌集』を読むー玉城徹は前衛歌人だった!

篠 弘×森山晴美×恩田英明×阿木津 英

 

 

■評論

玉城徹の方法ーデッサン論/柳 宣宏

玉城徹のうた50首抄/高橋睦郎 選

抄出にあたって/高橋睦郎

 

玉城徹の一首

 小池 光

 内藤 明

 今井恵子

 江田浩司

 大辻隆弘

 大井学

 西村美佐子

 佐々木六戈

 遠山景一

 

 

 ◉作品七首

 朱 夏/春日真木子

 水涸れし/来嶋靖生

 夏座敷/筒井紅舟

 蚊母樹/水落 博

 女の技/下村道子

 介護の果て/松田愼也

 二都往反/黒木三千代

 共和国讃歌/鵜飼康東

 晴れよ/野地安伯

 窮 鼠/久々湊盈子

 

 

◉作品十三首

 元素図鑑/谷岡亜紀

 常 設/魚村晋太郎

 ゆふすげの丘/村松秀代

 わが老いの必要悪/佐藤和夫

 マントルピースの前に/石井みどり

 奈 良/櫛田如堂

 精 霊/浦河奈々

 

 

◉作品八首

 石獅子/運天政德

 八月八日 /前田弥栄子

 父祖の地 /田中内子

 蕊 /近藤芳仙

 アダージョ /平石眞理

 ベランダ /髙山美智子

 時鳥の詛語 /内田紀満

 認知症テスト /伊藤泓子

 星と月と /陣内直樹

 夢まぼろし /岡本瑤子

 

■連載ー世界を読み、歌を詠む 屍に美酒を/坂井修一

 

■連載ー結社の顔 花 林/樋口忠夫

 

■連載ー〈歌・小説・日本語〉 連歌のこと/勝又浩

 

■今月の視点 風土が生む短歌/本田一弘

 

■連載ー浪々残夢録 原日本文化についての一視点/持田鋼一郎

 

■連載 時言・茫漠山日誌より 死病を抱え/福島泰樹

 

■連載 編集者の短歌史 年のことども/及川隆彦ー118

 

■連載 歌誌漂流/鈴木竹志

 

■連載 メロディアの笛Ⅱ/渡英子

 

■連載ー若い短歌作者へ 茂吉からの手紙 才媛杉浦翠子への場合/秋葉四郎

 

◉今月の新人ー作品5首 濡れたる手/永山凌平

 

■新刊歌集歌書評

松平修文歌集『トゥオネラ』/平井 弘

光本恵子歌集『紅いしずく』/遠山利子

塚本靑史著『肖てはるかなれ』/松平盟子

五十嵐順子歌集『奇跡の木』/村島典子

西勝洋一著『短歌の周辺』/天草季紅

大地たかこ歌集『青き実のピラカンサ』/大口玲子

篠田和香子歌集『雪の記憶』/清水亞彦

宮本 清歌集『いとちゃんの息子』/上條雅通

滝口節子歌集『春落葉』/池本一郎

鎌田芳郎歌集『城山の楠』/森山良太

礒辺朋子歌集『蜜入り林檎』/山本登志枝

 

■作品月評ー八月号より/阪森郁代

■評論月評/高山邦男

■全国〝往来〟情報

■編集後記 

 

 

表紙写真/いりの舎提供

本文カット/浅川 洋