山田震太郎歌集『ゆめのなかほど』

ぎらぎらとした本格的な夏がやってくる。私の好きな夏である。少年の時から、この季節は気に入っている。怠けていても、あまり目立たないし、時間がたっぷりと流れている感じで、生きているという実感があるからである。山田震太郎『夏をつかむ』より

 

四六判上製カバー装 3000円・税別