◉巻頭作品21首
〆切お化け/永田和宏
■1ページエッセイ
遠い人、近い人⑬ー背番号3/島田修三
酔風船○ー美しい文章を/千々和久幸
うたの小窓から①ー今、57577について/田中教子
◉特別作品33首
びょうびょう/加藤治郎
雲の寄る日/ 坪内稔典
[特集1] 「30代歌人の現在 を読む
何を犠牲にするのか/江田浩司ー23
「個人の明瞭な顔立ち」が見えた/香川ヒサー29
主題と変奏/大井 学ー35
[特集2]新春作品集
◎作品七首
時 代/横山岩男
岩田正先生逝く/菅原恵子
筑紫晩秋/池本一郎
月影に問う/髙島静子
連 鎖/森 淑子
残ん世/志垣澄幸
冬 青/久我田鶴子ー48
やがて菜の花/木村雅子
日々の動きの中に/大橋栄一
こぬかあめ/沖ななも
けふも雨/竹安隆代
波のてのひら/前川多美江
◎作品十三首
小 旅― 高岡・氷見―/本阿弥秀雄
青藍の海/比嘉美智子
箱根登山鉄道と猪/柳 宣宏
時間の嵩は/影山美智子
往けば耳冷ゆ/岩崎聰之介ー
夜廻り猫よ/久保美洋子
稲藁仕舞ふ/水本 光
夜の窓/檜垣美保子
◎作品八首
九十九里浜小景 /川口城司
米搗きばつた /内野潤子
筏にのつた子ども /加藤 走
秋 草/小寺豊子
十月桜と講演/柏原宗一
ノヴェンバー・ ステップス/岩井幸代
馬のしだりを/大塚 健
亡き母/平田恵美
穭穂/若松喜子
いたどりの花/さいかち真
母よ ありがたう/池田美恵子
それぞれの緑 /山本りつ子
◎作品十三首
水の路/熊谷龍子
あはれ核武装論/若菜邦彦
逆十字架/江畑 實
鍵を確かむ/細溝洋子
最上川の白鳥/冨樫榮太郎
スティールブルー/水井万里子
■追悼ー福田龍生
「子は手をあげて」の少年/爲永憲司
■連載ー結社の顔⑩
朱竹/伊勢方信
■連載ー〈歌・小説・日本語〉
庭園談義/勝又浩
■連載ー世界を読み、歌を詠む⑦
木・岩・雲/坂井修一
■連載ー浪々残夢録○
歌と時代/持田鋼一郎
■連載
メロディアの笛Ⅱ/渡英子
■連載ー若い短歌作者へ 茂吉からの手紙⑬
助力者山口茂吉への親書②/秋葉四郎
■連載ー時言・茫漠山日誌より
下谷風煙録/福島泰樹
■連載ー編集者の短歌史
追悼号の逸話と大家特集/及川隆彦
■新刊歌集歌書評
江田浩司著『岡井隆考』/森井マスミ
松村正直歌集『風のおとうと』/楠田立身
服部崇歌集『ドードー鳥の骨』/黒瀬珂瀾
松本典子歌集『裸眼で触れる』/上村典子
畑 彩子歌集『虫の神さま』/三井 修
上條雅通歌集『文語定型』/恩田英明
淺田隆博歌集『四季の譜』/田野 陽
小谷博泰歌集『シャングリラの扉』/丹波真人
さいとうなおこ著 『子規はずっとここにいる』/結城千賀子
石垣蔦紅・ギルバート J ペリー歌集 『青き地平線』/安田純生
伝田幸子歌集『冬薔薇』/光本恵子
桝田紀子歌集『夜香木匂う』/三輪良子
古川あい歌集『わすれぐさ』/花山周子
国定里子歌集『各務原』/梶田順子
◉今月の新人ー作品5首
我の犬君/御手洗靖大
■今月の視点
新しいレトリックの可能性/大西久美子
■作品月評ー十一月号より/阪森郁代
■評論月評/高山邦男
■全国〝往来〟情報 ー142
■編集後記
表紙写真/黒沢忍
本文カット/浅川 洋