「短歌往来」7月号目次より
◆巻頭作品21首
生姜のかをり/馬場あき子ー2
◆特別作品33首
うずくまる母、空を飛ぶ父/谷岡亜紀ー10
夕張まで/ 吉川宏志ー16
春の畝に/ 黒瀬珂瀾ー22
◆1ページエッセイ
◎遠い人、近い人⑲ー爺さん、婆さん/島田修三 ー6
◎ニューウェーブ歌人メモワール⑥ー口語短歌への道/加藤治郎 ー7
◎うたの小窓から⑦ー短歌と修辞の本来の関係 1/田中教子 ー8
■評論 世紀の視座
時代の困難を歌う/寺尾登志子ー28
[特集] 創刊350号記念 佐美雄賞 短歌賞 出版賞の歌人
◉特集インタビュー
本誌編集長に聞く/及川隆彦×渡 英子×尾𥔎朗子ー38
◉作品十一首+ 印象に残った一首
パステルカラー/大口玲子ー54
海ゆかば/小池 光 ー56
このあたり/島田修三 ー58
母と子/伊藤一彦ー60
白雪姫の父/栗木京子 ー62
名/本田一弘 ー64
黄あやめ/黒木三千代 ー66
一年生/花山多佳子ー68
蕨と蕗のたう/渡 英子ー70
四十雀/三井ゆきー72
門前仲町の縁日/池田はるみ ー74
ミドリカメムシ/森山晴美ー76
無限回/渡辺松男 ー78
人形と人間と春/江戸 雪 ー80
◉作品六首+ 印象に残った一首
ネモフィラ/小野雅子ー82
笹舟/小関祐子 ー83
あをあらし/小橋芙沙世 ー84
カーテンコール/小笠原和幸ー85
春の日々/高田流子ー86
めまい/和嶋勝利ー87
硝子のやうな声/前川佐重郎ー88
家族の肖像/恒成美代子 ー89
タッチパネル/飯沼鮎子 ー90
鱈 汁/高島 裕 ー91
新しき道/田中拓也 ー92
柿若葉/松村正直 ー93
ナイトメア/菊池 裕 ー94
メドセージ/上村典子 ー95
風 景/棚木恒寿 ー96
青い葉/花山周子 ー97
濃い、夏/駒田晶子 ー98
瀧に打たれる/藤島秀憲 ー99
鳥 よ/滝下惠子 ー100
鮮やかに差す/山口明子ー101
波止場へ/中川佐和子 ー102
深 紅/南 鏡子 ー103
夏の老人ホーム/小川佳世子 ー104
父母の家/高山邦男 ー105
■追悼ー後藤直二
師・後藤直二を悼む/伊藤 純 ー122
■連載ー結社の顔⑭
濤 声/温井松代 ー106
■連載ー〈歌・小説・日本語〉⑮
変容する歌/勝又浩 ー108
■連載ー世界を読み、歌を詠む⑬
ディストピア/坂井修一 ー110
■連載ー若い短歌作者へ 茂吉からの手紙⑲
若き編集者・門人 佐藤佐太郎への親書2/秋葉四郎 ー114
■連載ー浪々残夢録
前衛短歌の歴史的意義/持田鋼一郎 ー118
■連載ー時言・茫漠山日誌より
亡 友/福島泰樹 ー118
■今月の視点
文体の確立/江畑 實ー1
■今月の新人ー作品5首
take me/加瀬はる ー9
■新刊歌集歌書評
尾崎左永子著『「明星」初期事情 晶子と鉄幹』/松平盟子ー124
持田鋼一郎著『良寛 愛語は愛心よりおこる』/恩田英明ー125
清水房雄著『朔総漫筆』/大河原惇行ー126
沢口芙美篇『岡野弘彦百首』/長岡千尋ー127
古川典子歌集『鳥の時間』/森本 平ー128
曽我亮子歌集『夕陽のまつり』/永吉京子ー129
河村郁子歌集『彩雲』/山野吾郎ー130
牛山ゆう子歌集『しぐれ月』/久々湊盈子ー131
■作品月評
ー五月号より/阪森郁代 ー132
■評論月評/高山邦男 ー137
■全国〝往来〟情報 ー142
■編集後記 ー144
表紙画/大岡亜紀
本文カット/浅川 洋