大地に触れ、大地とともに、
とめどもなく体の中から短歌が生まれてきた。
アフリカの雄麗な景観、人々の熱いまなざしに触れ、
地質学者はこの地球をどうとらえたか、どう感じたか。
『若き日のヘーゲル』より5首
せんじょうち さんきょそん
杉むらにとりかこまれし家々よ扇状地美し散居村美し
若き日のヘーゲルの日記いと楽し大好物はサクランボなりし
地球の夕焼けなべて赤く映ゆ火星の夕焼け青く映ゆるらし
アフリカの鳥を語りて尽くるなし真紅の太陽サバンナに落つ
な
生まるるは苦しみの世に現るることダキアの民は黒服で哭く
判型:四六判上製カバー装
頁数:178頁
定価:2500円(税別)
ISBN 978-4-86629-122-2