「短歌往来」2018年12月号

 

短歌往来12月号◇目次◇

■巻頭作品21

 つきかげの真珠/大塚寅彦

■一ページエッセイ

 ・遠い人、近い人㉔―エライ人/島田修三

 ・ニューウェーブ歌人メモワール⑪―「スモール・トーク」まで/加藤治郎

うたの小窓から⑫―短歌と修辞の本来の関係 6/田中教子

■特別作品33

 it/奥田亡羊

 空のバトン/ 岩尾淳子 

■評論 世紀の視座 

歌壇と数字とジェンダー/睦月 都

 

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[特集] 題詠による詩歌句の試み

        ―平成という時代

もはや忘れてしまった平成という時代の記憶/佐々木幹郎

原発石棺の日々から/波汐國芳

さらば、平成/長谷川 櫂

アトノマツリカ マツリノアトカ/水無田気流

半 身/内藤 明

環/正木ゆう子

平成時代/細田傳造

担架体験/松川洋子

私的平成後仕末/中原道夫

石の下/八木幹夫

辺野古の今を/佐藤モニカ

種を採る/村上喜代子

めをとじて/池井昌樹

異変の様に/松坂 弘

平成の終わり/石 寒太

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■作品十三首

蟬/志垣澄幸

口 笛/押切寛子

風の客/峰尾 碧

へうたん地獄/一ノ関忠人

佐渡島へ/岡崎裕美子

點火夫 /後藤恵市

航/高島清子

ガラスペン/反田たか子

 

シリーズ歌人回想録ー槇 弥生子

小歴/前田芳子 編

槇弥生子のうた50首抄/前田芳子

正攻法で素朴に骨太に/御供平佶

 

■連載―結社の顔⑲

ナイル/甲村秀雄

■連載―〈歌・小説・日本語〉⑳

西行短歌の歴史的意義/勝又浩

■連載―世界を読み、歌を詠む⑱

雨/坂井修一

■連載―若い短歌作者へ 茂吉からの手紙㉔

次男宗吉・北杜夫への父性愛 1/秋葉四郎

■連載㉞

メロディアの笛Ⅱ/渡英子

■連載―浪々残夢録

良寛と永安寺 承前/持田鋼一郎

■連載―時言・茫漠山日誌より

大正、デカダン!/福島泰樹

■連載―〈名画と名歌〉④

映画のパンフレット「赤い靴」と「天井棧敷の人々」/丹波真人

■追悼―來田康男

來田康男君を悼む/安藤直彦ー

■作品八首

木犀の香/吉田惠子

敬老の日/若松輝峰

母の糠床/山田悦子

箱さまざま/遠山景一

零れる/平岡和代

キリシタンの島へ /西野國陽

輪舞曲を描く/清水春美

犬のフク/平尾 眞

水晶体/秋山周子

地酒「きみさらず」 /山下雅子

ナンデナンデ/津島昭宏

■今月の新人ー作品5首 

太陽を抱えるように/奥村知世

■今月の視点

あなたが死んだあと私はあなたの視野で/中山洋祐

■新刊歌集歌書評

橋本喜典歌集『聖木立』/横山岩男

横山岩男著『千代國一の短歌』』/中根 誠

俵 万智著『牧水の恋』/吉川宏志

當間實光歌集『喜屋武岬』/加藤英彦

春日いづみ歌集『塩の行進』/外塚 喬

与謝野晶子著『私の生い立ち』/石川美南

石川美南歌集『架空線』/山田消児

塚本 敞歌集『頭上の剣』/冨樫榮太郎

正井 姈歌集『詠まざれば』/松本典子

小林優子歌集『二月の桜』/西勝洋一

川野知美歌集『ムーンロード』/梶原さい子

■作品月評11月号より/糸川雅子

■評論月評/江田浩司

■全国〝往来〟情報

■編集後記

表紙画/中田文花

本文カット/浅川 洋