定価 750円(税込)
<目次>
◎巻頭21首
浅篠原/玉井清弘
◎特別作品33首
わが町/山田富士郎
嬰児のごとし/古谷智子
1ページエッセイ
遠い人、近い人ーゴリラ話/島田修三
ニューウェーブ歌人メモワールー第一歌集出版まで/加藤治郎
うたの小窓からー短歌と修辞の本来の関係/田中教子
〔特集〕菱川善夫の批評と精神(生誕90年)
◎評論
<美と思想>の文学史家・菱川善夫/田中 綾
<美と思想>という剣/藤原龍一郎
これからの「前衛」/森井マスミ
抵抗の方位/加藤英彦
批評家菱川善夫の死角/阿木津英
求心と遠心の反作用の磁場/武藤雅治
現代短歌研究会のこと/中西亮太
本物の批評家/加古 陽
天才/高橋 愁
後期・菱川批評からの問ひ/黒岩 康
あの懐かしい日々/西勝洋一
◎回想歌十首
極北の人/福島泰樹
■作品7首
胡桃の実/吉村睦人
日溜り/森山晴美
迷ふ内のもの/大河原惇行
クロールしながら/小林峯夫
どくだみ/河野美砂子
雪の音/飛髙 敬
ああ皐月/中地俊夫
歌集/安藤菫
まごうた/平山公一
一枚の絵/山本雪子
木の椅子/小橋芙沙世
■作品13首
春は来たれど/山本司
白牡丹/影山美智子
緑夜/魚村晋太郎
甘くなる春/貝沼正子
過ぎ去りし日々/三本松幸紀
ローズ・ガーデン/間佐紀子
夕日図書館/桜井健司
夏の砂/水井万里子
風吹く/岩井久美子
残日/水本光
■作品8首
総攬候え/依田仁美
欅の下/乾 醇子
八年目のフクシマ/那須愛子
雪は降りつぐ/柏原宗一
春闌く/三橋たまき
旅行時計/豊岡裕一郎
真っ直ぐに/藤田絹子
みどりの裸身/角 広子
スクーリング/村山 伀
掌を繋ぐ/富澤文子
宿命/岡田真明
花冷え/大関法子
■連載ー世界を読み、歌を詠む
松山/坂井修一
■連載ー時言・茫漠山日誌より
荒野の歌/福島泰樹
■連載ー<名画と名歌>
黒澤明の映画
■今月の視点
空中競詠への視点/山田吉郎
■今月の新人
夕焼けの香り/菅野晴彦
■新刊歌集歌書
馬場あき子著『与謝野晶子論』/沢口芙美
吉川宏志歌集『石蓮花』/今井恵子
今野寿美著『森鴎外』/松平盟子
青木陽子歌集『結界いづこ』/春日いづみ
山科真白歌集『鏡像』/尾崎まゆみ
山﨑暁子歌集『画布』/甲地玄英
竹重百合枝歌集『こぼれまゆ』/牛山ゆう子
『木俣修読本』/酒井佐忠
■作品月評ー5月号より/糸川雅子
■評論月評/江田浩司
■全国「往来」情報
■編集後記
■連載ー結社の顔
草笛/桑田靖之
■連載ー<歌・小説・日本語>
『万葉の伝統』をめぐって/勝又浩
■連載ー再訪八木重吉
初めに短歌があった/三枝浩樹
■連載ー玉城徹を読む
ドン・キホーテ型/恩田英明
■連載ー浪々残夢録
女流歌人の歌集五冊を読む/持田綱一郎