850円(税込)
<目次>
〇巻頭作品21首
諏訪湖畔また諏訪大社/奥村晃作
〇特別作品33首
三月生まれの鼠/花山多佳子
初の子年を/池田はるみ
〇一ページエッセイ
遠い人、近い人ー先生様/島田修三
ニューウェーブ歌人メモワールーいつも四人で/加藤治郎
歌の小窓からー短歌の翻訳について/田中教子
■評論21世紀の視座
今どきのおもしろい歌/藤島秀憲
【特集】
オメデトウ子年生まれの歌人
〇作品6首+エッセイ
波の音/石田照子
ひかり集めて/木原美子
獲物を探しに/冨岡悦子
暦日/城俊行
ねむの木/袴田ひとみ
土へ還す/原田治子
深呼吸せよ/本渡真木子
ねずみの狂奔/伊波瞳
三角公園/小黒世茂
第一の幸/碇博視
昨日のフリッツ・クライスラー/峰尾碧
護り神/前田えみ子
めでたく終はれど/亞川マス子
最後の子年/青木信
志野の湯飲み/伊野佐登
鼠草紙/寒野紗也
西空/若松喜子
短日/鷲尾三枝子
宇宙の一等地/福留サク子
子年万感/滝口節子
冬菫/松田久惠
りんご届く日/森藍火
銀鼠色の冬/岡田悠束
〇作品12首+エッセイ
人みな走る/松村由利子
化学を支ふ/真鍋正男
童話/横山未来子
白頭ねずみ/桑原正紀
天敵/髙島壽美江
観覧車/馬場昭徳
キャンディポケット/石川浩子
そんなもんじゃ/小塩卓哉
猫に用心/竹内由枝
川の汀/大辻隆弘
子年の歩み/村山美恵子
細き指/三井修
藪椿の赤/影山美智子
見つめゐたりき/岡崎洋次郎
あか/小川佳世子
モンタナ松/押山千恵子
後斎所街道/高木佳子
夢の台湾/福島久男
■新・自然を詠む・撮る・描く
過ぎゆく刻/王紅花
■連載ー<名画と名歌>
黄金のコンビ ソフィアローレンとマルチェロ・マストロヤンニ/丹波真人
■連載ー<歌・小説・日本語>
浅沼璞『途中録』の不意打ち 勝又浩
■連載ー世界を読み、歌を詠む
時空の旅を超えて/坂井修一
■連載ー再訪八木重吉
初期詩稿の森を歩く/三枝浩樹
■連載ー玉城徹を読む
富士と愛鷹と/恩田英明
■連載ー浪々残夢録
BC級戦犯の歌/持田鋼一郎
■連載ー時言・茫漠山日誌より
歳晩の歌/福島泰樹
■今月の視点
新人賞への期待/君山宇多子
■今月の新人ー作品5首
サプライズケーキ/山田恵子
■新刊歌集歌書評
篠弘歌集『司会者』/来嶋靖生
波汐國芳歌集『鳴砂の歌』/中根誠
加藤治郎歌集『混乱のひかり』/魚村晋太郎
田中拓也歌集『東京』/生沼義朗
尾崎まゆみ著『レダの靴を履いて』/加藤英彦
久々湊盈子歌集『麻裳よし』/春日いづみ
衛藤弘代歌集『窓辺の時間』/長澤ちづ
小島熱子歌集『時時淡譚』/真中朋久
田中薫歌集『土星蝕』/小島ゆかり
山下敬子歌集『星の天蓋』/森本平
小熊正明歌集『石を蹴りつつ』/山中律雄
■作品月評ー12月号より/大松達知
■評論月評/石川幸雄
■全国往来情報
■編集後記
表紙作品/「雪の日」松本秀一
本文カット/浅川洋