短歌往来2020年2月号

850円(税込)

 

<目次>

 

〇巻頭作品21首

諏訪湖畔また諏訪大社/奥村晃作

 

〇特別作品33首

三月生まれの鼠/花山多佳子

初の子年を/池田はるみ

 

〇一ページエッセイ

遠い人、近い人ー先生様/島田修三

ニューウェーブ歌人メモワールーいつも四人で/加藤治郎

歌の小窓からー短歌の翻訳について/田中教子

 

■評論21世紀の視座

今どきのおもしろい歌/藤島秀憲

 

【特集】

オメデトウ子年生まれの歌人

〇作品6首+エッセイ

波の音/石田照子

ひかり集めて/木原美子

獲物を探しに/冨岡悦子

暦日/城俊行

ねむの木/袴田ひとみ

土へ還す/原田治子

深呼吸せよ/本渡真木子

ねずみの狂奔/伊波瞳

三角公園/小黒世茂

第一の幸/碇博視

昨日のフリッツ・クライスラー/峰尾碧

護り神/前田えみ子

 

めでたく終はれど/亞川マス子

最後の子年/青木信

志野の湯飲み/伊野佐登

鼠草紙/寒野紗也

西空/若松喜子

短日/鷲尾三枝子

宇宙の一等地/福留サク子

子年万感/滝口節子

冬菫/松田久惠

りんご届く日/森藍火

銀鼠色の冬/岡田悠束

 

〇作品12首+エッセイ

人みな走る/松村由利子

化学を支ふ/真鍋正男

童話/横山未来子

白頭ねずみ/桑原正紀

天敵/髙島壽美江

観覧車/馬場昭徳

キャンディポケット/石川浩子

そんなもんじゃ/小塩卓哉

猫に用心/竹内由枝

川の汀/大辻隆弘

子年の歩み/村山美恵子

細き指/三井修

藪椿の赤/影山美智子

見つめゐたりき/岡崎洋次郎

あか/小川佳世子

モンタナ松/押山千恵子

後斎所街道/高木佳子

夢の台湾/福島久男

 

■新・自然を詠む・撮る・描く

過ぎゆく刻/王紅花

 

■連載ー<名画と名歌>

黄金のコンビ ソフィアローレンとマルチェロ・マストロヤンニ/丹波真人

 

■連載ー<歌・小説・日本語>

浅沼璞『途中録』の不意打ち 勝又浩

 

■連載ー世界を読み、歌を詠む

時空の旅を超えて/坂井修一

 

■連載ー再訪八木重吉

初期詩稿の森を歩く/三枝浩樹

 

■連載ー玉城徹を読む

富士と愛鷹と/恩田英明

 

■連載ー浪々残夢録

BC級戦犯の歌/持田鋼一郎

 

■連載ー時言・茫漠山日誌より

歳晩の歌/福島泰樹

 

■今月の視点

新人賞への期待/君山宇多子

 

■今月の新人ー作品5首

サプライズケーキ/山田恵子

 

■新刊歌集歌書評

篠弘歌集『司会者』/来嶋靖生

波汐國芳歌集『鳴砂の歌』/中根誠

加藤治郎歌集『混乱のひかり』/魚村晋太郎

田中拓也歌集『東京』/生沼義朗

尾崎まゆみ著『レダの靴を履いて』/加藤英彦

久々湊盈子歌集『麻裳よし』/春日いづみ

衛藤弘代歌集『窓辺の時間』/長澤ちづ

小島熱子歌集『時時淡譚』/真中朋久

田中薫歌集『土星蝕』/小島ゆかり

山下敬子歌集『星の天蓋』/森本平

小熊正明歌集『石を蹴りつつ』/山中律雄

 

■作品月評ー12月号より/大松達知

■評論月評/石川幸雄

■全国往来情報

■編集後記

 

表紙作品/「雪の日」松本秀一

本文カット/浅川洋