「短歌往来」2020年5月号

定価 850円(税込)

 

<目次>

▼巻頭作品

鄭州幻想/島崎榮一

 

▼特別作品

三月/河野美砂子

船歌/川野里子

 

◎一ページエッセイ

・遠い人、近い人ー辣韭と金魚/島田修三

・ニューウェーブ歌人メモワールー「かばん」と中山明/加藤治郎

・うたの小窓からー前登志夫合評/田中教子

 

▼評論21世紀の視座

意地の悪い歌、竹山広における/大辻隆弘

 

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【特集】令和の春のうた

◎作品10首+愛誦歌+エッセイ

白タンポポ/竹安隆代

令和のなづな/金子貞雄

雀の帷子/久我田鶴子

大試験/棚木恒寿

近江早春/遠山利子

「三分の一湧水」/古屋清

置かれた場所で/大崎瀬都

残り火/後藤由紀恵

みやざきの春/長嶺元久

絆創膏/小島なお

黒芽ふきあぐ/森川多佳子

昔ながらの/依田仁美

はるのあめ/富田睦子

蕾ふくらむ/浅田隆博

陽光は砂/生沼義朗

春花/廣庭由利子

家書家伝/竹下洋一

灯下を帰る/屋良健一郎

春の石段に腰かけて/吉田淳美

懈怠/近田順子

甲東海林まで/小林幹也

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▼作品7首

鈴が鳴る/藤岡武雄

声を掬う/山村泰彦

飛魚出汁/森山晴美

山鳩/仲宗角

あふれる/中津昌子

鬼遣らひ/古屋正作

六連星/平林静代

木肌の熱き/外塚喬

生・病・老の九十年/佐藤和夫

吊橋/斎藤佐知子

春の疾風/小泉桄代

 

▼作品8首

足どり/梶原房恵

越しの寒しぐれ/佐野善雄

砂浜に立つ/大岩洋子

春未だ寒し/伊藤美耶

撫でる/釣美根子

父の時代/さいかち真

四時/鷺沼あかね

ゴーンさん/清水篤

少女よ生きておれば/高橋愁

棋譜を見て/椎木英輔

風/鈴木隆夫

アセンション/金澤憲仁

 

▼新・自然を詠む・撮る・描く

林試の森/間 ルリ

 

▼結社の顔

白路/野地安伯

 

▼連載

◎<歌・小説・日本語>

山上憶良あれこれ/勝又浩

◎世界を読み、歌を詠む

戦争責任(下)/坂井修一

◎再訪八木重吉

自己表現の彼方へ①/三枝浩樹

◎玉城徹を読む

変容する自然/恩田英明

◎浪々残夢録

長塚節の生家訪問/持田綱一郎

◎時言・茫漠山日誌より

死者が裁く/福島泰樹

◎<名画と名歌>

林芙美子の世界/丹波真人

 

▼今月の視点

鮮やかなオノマトペー飛翔ー/大西久美子

 

▼今月の新人

其方の空/木ノ下葉子

 

▼新刊歌集歌書評

佐佐木幸綱歌集『テオが来た日』/黒瀬珂瀾

谷川健一著『小さきものへ』/渡英子

横山岩男著『作歌初心』/鶴岡美代子

雁部貞夫自選歌集『わがヒマラヤ』/加藤英彦

飯沼鮎子歌集『土のいろ草のいろ』/尾崎まゆみ

藤島秀憲歌集『ミステリー』/山田航

佐藤千代子歌集『あれから』/沖ななも

三平忠宏歌集『館山』/田村広志

楠誓英歌集『禽目圖』/大森静佳

筒井幸子歌集『ならやまの月』/一ノ関忠人

 

▼作品月評

三月号より/田中拓也

▼評論月評/石川幸雄

▼全国往来情報

▼編集後記