椎野久枝歌集『街川の四季』

定価:2,300円(税別)

判型:四六判上製カバー装

頁数:144頁

ISBN978-4-86629-208-3

街川の四季いち早く滔々と水の流れて夏の日反す

 

 

著者の住む地域を流れる街川は、信長が弟の信勝と戦った古戦場の名残の名塚取手、庚申塚が川辺にある。その街川の四季折々の情景に癒され励まされ、大切な心のオアシスとなっている。更に短歌のモチーフになり第二歌集になった。帯文(青木陽子)

 

 

 

 

淀みなく流るる川の音乱し鳶忙しく舞ふ影長し

 

年頭に夫の書きたる予定表死の翳りなど微塵のあらず

 

前向きの残生是とし声にして誓へば闇の開ける思ひ

 

若き等の声新鮮に受け容れて共にピザ食む異の空間に

 

易々と語れぬ事情幾つ経て劇団はやも二十年迎ふ