定価:2,750円(税込)
判型:四六判上製カバー装
頁数:234頁
ISBN978-4-86629-274-8
第一歌集!
大企業を退職後に短歌を始めた作者に現役時代の
厳しい仕事の作品はないが、その後の10年の
生活の中から生まれた作品は自由で楽しい。
ふるさとを思い、父母、兄へ寄せる作者の心は温かい。
詠む人を和ませる善意の歌集である。
----------------------------------------------------------------中根誠
『曲り家』より5首
茅葺きの母屋と馬屋の曲り家よ浮きでる木目の柱を撫でる
五年経ち出版社よりわが作文採用と聞く『あたらしいこくご』
朝ドラの「おかえりモネ」のペダル踏む登米の町の武家屋敷通り
わが自転車(チャリ)は老体となり錆び付けどたらふく食えと空気入れを圧(お)す
主将の属す双葉翔陽高校の校歌作詞の兄はほほ笑む