定価:2,860円(税込)
判型:四六判上製カバー装
頁数:284頁
ISBN978-4-86629-306-6
<近代の青春を読む>
郷土宮崎の地から浮遊する強靭な魂。
その空はどこまでも青く澄みきっている。
牧水の歌を、牧水の心を、純粋にして高い文学の志をもって、啄木などとの交友関係、妻・喜志子の歌を丹念に読み解きながら、生き生きと描かれていくロマン的な世界。
孤独な人間の深い影を踏みしめながら。
*目次より
第一部
Ⅰ 若山牧水と石川啄木
Ⅱ 啄木と牧水
Ⅲ 与謝野晶子と若山牧水
Ⅳ 区切れを考えるー信綱『思草』と牧水『別離』
Ⅴ 牧水における「古代的思考」
Ⅵ 牧水のわが愛誦歌
Ⅶ 若山牧水ー近代日本の杜甫・李白
Ⅷ 俵万智著『牧水の恋』を読む
Ⅸ 若山牧水をどう読み、考えるか
第二部
Ⅰ 若山喜志子の歌 上
Ⅱ 若山喜志子の歌 下