定価:2,750円(税込)
判型:四六判上製カバー装
頁数:216頁
ISBN978-4-86629-352-3
國つ神はどこへ行ってしまったか
権力に抗い、産土の砦を守り続けた神々の血脈
豊かな言霊、屈強な荒魂
吉野の奥深い地から発信される
孤高で清新な、そして純粋な叫びの数々!
<引用5首>
川みづのながれゆく音聴きにつつわれもながれてゆくゆふまぐれ
彼岸花咲きてこの世の果てまでも行きつ戻りつあくがれてゆく
山びとと呼ばれむために覚えおく蔓竜胆の花むらさき
六月は花嫁御寮の月なれば大山蓮華山に咲くころ
ゆふぐれの火をみつむればこの世にもあの世にも無きわれかとおもふ